MISSION

Mission & History
  • 1985

    指揮者への決意 幼少期の頃から音楽に親しんでいたが、高校2年の時に世界的指揮者・小澤征爾の指揮を見て衝撃を受け「人生のすべてをかけて指揮者になる!」と決意。

  • 1995

    オペラとの出会い 東京音楽大学 指揮科在学中に、国際的ソプラノ歌手・東敦子の指導で 『ラ・ボエーム』を指揮。オペラの奥深さに触れる。 その後、 オーストリアやイタリアの音楽院で研鑽を積んだのち帰国。

  • 1999

    不退転の決意でヨーロッパへ 29 歳、文化庁の研修員として国費留学。日本での安定した仕事を捨てて渡欧し、ミュンヘン・バイエルン国立歌劇場の研修生となる。この時「ヨーロッパの歌劇場でオペラの指揮をするまでは日本に帰らない」と誓う。

  • 2000

    イタリアオペラの衝撃 ドイツを拠点にワーグナーやリヒャルト・シュトラウスへの造詣を深める中、 ミラノのスカラ座で見たイタリアオペラに感動し、自分が進むべき道を確信する。

  • 2002

    いざイタリアへ! 五島記念文化賞・オペラ新人賞受賞を機に、拠点をドイツからイタリアへ。午前中は語学学校、午後はローマ歌劇場の研修生として深夜までオペラのリハーサルを繰り返す、ハードな日々を送る。

  • 2006

    イタリアの歌劇場デビュー ローマ歌劇場バレエ団の芸術監督カルラ・フラッチの依頼で、トリエステ・ヴェルディ歌劇場にてバレエ「牧神の午後」などを指揮。これがイタリアデビューとなり、現地の観客から大きな喝采が贈られた。

  • 2007

    ローマ歌劇場にてオペラを指揮! ローマ歌劇場総裁 フランチェスコ・エルナーニの推薦により、ローマ歌劇場・カラカラ野外劇場にてオペラ『道化師』を指揮。日本人で初めてイタリア有数の格式を誇る舞台でタクトを振り、大きな話題となった。

    アイーダ初演の地で拍手喝采 ヴェルディのオペラ『アイーダ』を、初演の地であるエジプト・カイロ歌劇場で指揮。そのイタリア的な解釈に、賞賛の拍手が送られた。

  • 2008

    オペラ源氏物語 日本語版を世界初演 世界的な作曲家・三木稔によって作られ、アメリカで絶賛されたオペラ『源氏物語』の日本語版初演をハイライト上演。源氏物語の世界が見事に表現された舞台は、日本語オペラの新たな可能性を開いた。

  • 2010

    イタリア歌劇場の音楽監督に 190年の歴史を誇るマントヴァ歌劇場の音楽監督に就任。日本人で初めて、イタリアの歌劇場の音楽監督となる。

    2010

    プッチーニの曾孫から熱い賛辞 日本人として初めて、オペラの祭典 プッチー二・フェスティバルで指揮。客席にいたプッチーニの曾孫シモネッタ・プッチーニは、『トゥーランドット』観劇後に「感嘆しました。素晴らしい解釈です!」と熱い賛辞を送った。

  • 2011

    被災者を悼むレクイエム ミラノ近郊にて、東日本大震災の哀悼コンサートを指揮。武満徹「弦楽のためのレクイエム」、モーツァルト「レクイエム」の演奏に、会場は静かな感動に包まれた。

  • 2013

    清水寺で本場のオペラを 日伊国際制作オペラ(現 ジャパン・オペラ・フェスティヴァル)芸術監督に就任。清水寺の本堂で本場イタリアのオペラ公演という前代未聞の試みを成功に導く。

    ヴェルディ生誕 200 周年 記念すべき年に、マントヴァが舞台のオペラ『リゴレット』をイタリア各地で上演。マントヴァ歌劇場音楽監督として、ヴェルディの傑作を指揮する大役を務め上げる。

  • 2014

    ボローニャフィル芸術監督に就任! これまでの実績が評価され、ボローニャ歌劇場フィルハーモニーの芸術監督に就任。「イタリアと日本の文化の架け橋になりたい」という想いを、より一層強くする。

    二条城に響くマダム・バタフライ 二条城・二ノ丸御殿にて、オペラ『蝶々夫人』を指揮。
    日本を舞台にしたプッチーニの傑作オペラが古都の秋夜に響き渡った。

  • 2015

    ボローニャ歌劇場 首席客演指揮者に就任 アジア出身者で初めて、250 年の歴史を持つボローニャ歌劇場の首席客演指揮者に。ボローニャ歌劇場フィルハーモニーの芸術監督と兼任となる。この年、同歌劇場にて『蝶々夫人』を指揮。

    世界遺産・姫路城で初のオペラ 「平成の大修理」を終えたばかりの姫路城にて、オペラ『道化師』を上演。白亜の大天守を背景にした夢のような舞台に、観客は大いに魅了された。

  • 2016

    万葉の都に広がる夢絵巻 奈良・平城宮跡にて、オペラ『トゥーランドット』上演を成功に導く。万葉の都に響くプッチーニの壮大なドラマに、多くの観客が酔いしれた。

  • 2017

    サウジ史上初のオーケストラ公演 サウジアラビアの首都リヤドにて、歴史上初のフルオーケストラコンサートを開催。日本人の若手演奏家80名超で結成されたオーケストラの熱演に、王家一族や政府関係者をはじめとした観客は総立ちに。画期的な一夜となった。

    熊本城にて復興を願う ボローニャフィルを率いて、熊本・静岡・東京・横浜・京都の5会場で公演。前年、大地震に見舞われた熊本では、復興のためのチャリティー公演が行われた

  • 2018

    天守閣を背景に激情のドラマを 名古屋城において、オペラ『トスカ』を指揮。雨に悩まされたが、天守閣をバックに繰り広げられる愛と悲劇のドラマは多くの観客を魅了した。

    8年ぶりに聖地に凱旋 これまでの実績が認められ、プッチーニ・フェスティバルより『蝶々夫人』をオファーされる。「蝶々夫人のエキスパート」としてタクトを振り、熱いスタンディングオベーションが送られた。

  • 2019

    3度目の聖地で『トスカ』を指揮 3度目となるプッチーニ・フェスティバルで『トスカ』を披露。
    「イタリアが舞台の オペラを日本人として指揮する」という大役を、
    オペラの聖地で務め上げる。

    蝶々夫人&名古屋城 夢の饗宴 昨年と同じ名古屋城で『蝶々夫人』を上演。幻想的にライトアップされた本丸御殿と天守閣を背景に、夢のようなオペラが繰り広げられた。

  • 2020

    医療従事者に捧げるアリア ボローニャのサント・オルソラ病院の中庭で、医療従事者と犠牲者に捧げるコンサートを開催。市内全ての病院に同時配信されると同時に、ローカルメディアを通してほぼ全てのボローニャ市民がその演奏を耳にし、ひとときの癒しを得た

  • 2021

    イタリアオペラのスペシャリストへ ウクライナ・オデッサ歌劇場の首席客演指揮者に就任。またスロベニア・リュブリャナ歌劇場にて『トスカ』を指揮。イタリア国内はもちろん、欧州各国からイタリアオペラのスペシャリストとしての招聘が相次ぎ、その期待に応え続けている。

Menu