Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史

吉田裕史:指揮者

東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。

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コンサートのご案内ちらし16.jpgのサムネール画像

 

フィルハーモニア・エテルナ第16回定期演奏会

5月30日

すみだトリフォニーホール

 

メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」
チャイコフスキー 幻想序曲「ロミオとジュリエット」
プロコフィエフ  バレエ組曲「ロミオとジュリエット」より抜粋

 

 

お問い合わせは こちら まで

 

Teatro Massimo(マッシモ歌劇場)のHP内に、昨年3月の ジョヴァンニ・アッレービとのコンサート の リハーサル風景 がアップされています。

 

Giovanni Allevi al Teatro Massimo

Le prove del concerto di Giovanni Allevi al Teatro Massimo.

Dirige Yoshida Hirofumi.

Orchestra del Teatro Massimo. Palermo, 8 marzo 2009

 

 

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RAI 3 のニュース番組において、4月9日に行われたバロックオペラフェスティヴァルの開幕コンサート(スターバト・マーテル)の様子が放映されました。


 

フェスティヴァルの公式WEBサイトがオープンしました。

 

  ercolano_festival_barocco.jpg

バロック音楽フェスティヴァル(ペルゴレージ生誕300年記念)

 

 

 

ベズビオ火山と並び、遺跡で有名な世界遺産の街 Ercolano (エルコラーノ)において、カンパーニア州、ナポリ県、そしてエルコラーノ市の共催により開催されて行くことが決定した バロック音楽フェスティヴァル の芸術監督に就任いたしました。

 

オペラ「奥様女中」の作曲家として知られる ペルゴレージ の生誕300周年を記念して開催されるこのフェスティヴァル、今年は4月9日から6月5日までの約2ヶ月間に渡り、オペラ、コンサート、講演会、資料や衣装などの展示などを通して1700年代のイタリア・バロック音楽が紹介されます。

 

今日は、フェスティヴァル開幕を飾る4月9日のコンサート (ペルゴレージ作曲「スターバト・マーテル」)を指揮するため、ここエルコラーノに来ています。

 

 

(写真は、エルコラーノから見たナポリ湾の夕暮れ)

 

Ercolana1 - コピー.jpg

アンコールには、ヨハン・シュトラウス作曲 「ラデッキ―行進曲」 が演奏されました。各新聞記事にも主要なテーマとして取り上げられていたように、歴史的に、ハプスブルク帝国占領下の時代があったこの地方(特に北部イタリア一帯)では、この曲を演奏することに対して、長い間、賛否両論の意見が交わされていたようです。 そんな中、"様々な理由があるにせよ、この曲は、新年を飾るこうした華やかなコンサートには相応しい" (La Voce di Mantova紙)として、純粋に、音楽的な魅力から、マントヴァ市民の皆さんに好意を持って受け入れていただくことができました。 また、アンコールで演奏されたこの曲に対して、さらに bis (ビス、イタリア語でアンコールの意) がリクエストされたことも、特筆すべき出来事であったようです。 演奏の前に、吉田は客席に向かって新年のあいさつを述べています。 挨拶の言葉は、1月3日付の本ブログ記事にある通りですが、その挨拶に対してすぐに、今度は客席側から "Grazie!" (ありがとう!) という言葉が返ってきました。 アンコール"1回目"の演奏をお届けいたします。



ヨハン・シュトラウス作曲「ラデッキー」行進曲


Gazzetta.jpg

Sociale(歌劇場)のニューイヤー、聴衆は「ラデッキー」のアンコールをリクエスト


「ラデッキー」 Yes or 「ラデッキー」 No? 昨日の午後、歌劇場のすべての指定席を埋め尽くした聴衆は、もはやこの質問に対して疑いを抱く事は無かった。 この -ハプスブルク帝国の准将に対してヨハン・シュトラウスが献呈した行進曲- を、とても温かい雰囲気の中、熱狂的な拍手を持って迎え入れたのである。 それだけではなかった: なんと、聴衆はこの曲に対してアンコールを熱望したのである。 明るく溌剌とした日本人のマエストロ、ヒロフミ・ヨシダは、このリクエストに対してタイミング良く応え、さらには、聴衆に向かって新年のあいさつ "素晴らしい2010年となりますように!" を述べた。 (中略) その長い称賛と拍手は、シュトラウスを始めとする様々な音楽が素晴らしい演奏であった事の何よりの証拠であった。("La Gazzetta di Mantova"紙 2010年1月2日付)

2010年1月10日 08:35

"成功と共に開幕"

La Voce di Mantova 02012010.jpg

 

"Sociale(マントヴァ歌劇場のこと)の新年は成功と共に開幕"

 

劇場はシンフォニーコンサートのために満員、そして伝統的な「ラデッキー行進曲」に対してアンコールのリクエスト。

 

(以下、記事本文より抜粋)

マエストロ、ヒロフミ・ヨシダの指揮は、-コンサートの開始からその最後の瞬間までー 聴衆の深い共感を呼び起こした。

ロッシーニの序曲「セビリアの理髪師」のブリリアントな演奏に始まり、マスカーニの間奏曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」では、悲痛なドラマを表出。シュトラウスの作品群 -伝統的な "ポルカ" と「美しき青きドナウ」などの "ワルツ"- においては、明るく陽気、そして生き生きとした部分と、対照的に交互に現れるとてもデリケートなメロディーを表情豊かに描き切り、伝統的に(ニューイヤーコンサートのラストに)演奏される「ラデッキー行進曲」で、見事なまでに最後を締めくくった。最後のこの曲は、しかしながら、この地域(北イタリア)の歴史的背景という特別な理由から、必ずしも聴衆から受け入れられるとは限らない。それにも拘らず、劇場を埋めた満員の聴衆は、この曲のアンコールを拍手をもってリクエストしたのである。("La Voce di Mantova"紙 2010年1月2日付)

 

ラデッキー行進曲は、その名が示すように、北イタリアの独立運動を鎮圧したハプスブルク帝国の将軍、ヨーゼフ・ラデッキーを称えて作曲された。

 

 

Concerto Capodanno.jpg

マントヴァ歌劇場 ニューイヤーコンサート

 

以下のプログラムが演奏され、コンサートの模様は Mantova TV によってライブ放映されました。

 

1. ロッシーニ:「セビリアの理髪師」序曲

 

2. J. シュトラウス:ワルツ「芸術家の生涯」

 

3. J. シュトラウス:ポルカ「雷鳴と電光」 

 

4. J. シュトラウス:ワルツ「春の声」

 

5. マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲

 

6. モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲

 

7. ヨーゼフ&ヨハン シュトラウス:ピッチカート・ポルカ

 

8. J. シュトラウス:ワルツ「美しき青きドナウ」

 

 

アンコール

 

1. ヨハン・シュトラウス:トリッシュ-トラッチュ・ポルカ

 

2. ヨハン・シュトラウス:「ラデッキー行進曲」

2010年1月 1日 23:17

音楽監督に就任

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本日1月1日付で、吉田裕史が マントヴァ歌劇場 音楽監督に就任いたしました。

 

就任記念ニューイヤーコンサートは、16時(日本時間1日24時)から開催されます。

今日、18:30から FMサルース に出演してきました。


"Happy Hour"
ナビゲート:藤田みさ
"大人の夜の楽しみ" をナビゲート


聴いてくださったみなさん、ありがとうございます!

Giovanni Allevi.jpg

パレルモのマッシモ歌劇場で共演したイタリアの国民的ピアニスト、ジョヴァンニ・アッレーヴィ さんとお互いにサインをして交換し合ったプログラムです。

 

それにしてもこの国は、凄い!

なんと、国会、それも上院(日本でいえば参議院)に彼を招いて、議事堂の中でライブ・コンサート を開催し、それをRAI(イタリア国営放送)が放送したのです。 まさに、音楽の国、イタリアの面目躍如たるところでしょうか。。

 

現在、最も多く テレビ やメディアに登場するピアニストであり、コマーシャル(BMW3シリーズなど)には彼の音楽がたくさん使われています。 また、ミラノのドゥオーモ前広場に数万人の聴衆を集めて コンサート を開催したり、半生を綴ったバイオグラフィーを出版し、ベストセラーになっています。

 

普段はシャイでとても感受性豊かな彼ですが、そこはやっぱりイタリア人! 演奏中はとても情熱的でした。

 

パレルモでのコンサートは、マッシモ歌劇場がたくさんの若者たちで埋め尽くされました。 3ヶ月前に発売されたチケットは、たったの2日でソールド・アウト。 こんなにも早く売り切れたのは、リッカルド・ムーティのコンサートと今回のコンサートだけだったそうです。

 

最後に演奏した "300年の年輪" ~ストラディヴァリウスが生み出された樹木へ捧ぐ~ という曲がいまだに頭の中で鳴っています。 全編を通して8分の7拍子という指揮者にとってもオーケストラにとっても大変スリリングでやりがいのある(笑)曲でした。

 

 彼のスコアを初めて受け取って、少しずつ読み始めたとき、、、なぜか、思い出されたのは、昔、大好きだったジョージ・ウィンストンの音楽でした。 いろいろな想い出とともに。。

 

どこからともなく、回想シーンが浮かぶ、、、これも音楽の持っている力かもしれません。。

 

2008年12月30日 23:34

ミュージカル

ミュージカル「GIFT」を観に行ってきました。

 

もちろん、日本語での上演なので、予習していかなくても完全にストーリーが理解できてとても楽しめました。

やはり、リアルタイムにドラマが流れていくっていいですね!

 

オペラも、できるだけリアルタイムに楽しんでもらえるように工夫していかなければ、と改めて感じた今日の公演でした。

 

さて、今年も残すところあと一日となりました。

みなさん、素敵な大晦日を!

 

 

2008年12月28日 17:24

Montagna Fuji

Image017.jpg東京の中心からも、富士山がこんなに良く見えるとは!

 

以前に、赤富士と紅富士の違いについてこのブログにアップしたことがありますが、今日は夕焼けに映える富士を撮ってみました。

 

リヒャルト・シュトラウスが作曲した「アルプス交響曲」という曲がありますが、「交響詩富士」とか、「富士交響曲」という曲はあるのでしょうか?

 

(確か、交響詩「連祷富士」という作品があったと思いますが。。 演奏してみたいです!)

 

2008年12月 5日 06:00

ロッシーニ

200px-Rossini.jpgジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ (Gioachino Antonio Rossini, 1792年2月29日、ペーザロ生まれ)作曲、オペラ「セヴィリアの理髪師」 (Il Barbiere di Siviglia)


さて、いよいよイタリアオペラ界最大の大御所、ロッシーニの登場です。アドリア海に面したペーザロで音楽一家に生まれた彼は、セミプロのトランペット奏者であった父親ジュゼッペ(本職は、食肉工場の検査官!)と歌手として活躍していた母親アンナのもと、子供の頃から正規の音楽教育を受けて育ちました。容姿はやや太り気味ですが、天使のような姿と言われ、かなりのハンサムだったようです。


イタリアのみならずヨーロッパの音楽シーンにおいて、天才作曲家としての名声を欲しいがままとしたロッシーニは、19世紀前半、つまり初期ロマン派のオペラ界を制覇した音楽家と言えるでしょう。それだけに、大変話題性のあった人物のようで、数々のエピソードや興味深い逸話はとても数え切れないほど残っていますが:

 

① あの(滅多に他人を称賛することのなかった) ベートーヴェン が、「セヴィリアの理髪師」を大絶賛した。(でも、ウィーンにおいてロッシーニの人気があまりにも高いことに愚痴をもらしていたようですが。。)


② 「ウィリアム・テル」を見た直後、ベルリオーズ は、「テルの第1幕と第3幕はロッシーニが作った。第2幕は、"神"が作った」と、畏敬の念すら抱いた。


③ ワーグナー に、「作曲家とはパレストリーナ、バッハ、モーツァルトそしてロッシーニのことだ!」と言わしめた。


④ スタンダール は、その著書"ロッシーニ伝"で、「ナポレオンは死んだが、また別の男が出現して、モスクワでもナポリでも、ロンドンでもウィーンでも、パリでもカルカッタでも、連日話題になっている。この男の栄光は、文明の及ぶ境界に制限されるだけである。しかもまだ32歳にもならないのだ」。


⑤ その一方で、なんと"料理の道"!?も志し、フランス料理によくある「○○のロッシーニ風」(ヒレステーキにフォワグラとトリュフのソテーを添えた「トゥールヌド・ロッシーニ」など)とは、彼の名前から取られた料理の名前である。


⑥ あまりにも料理が好きだったのか、料理の名前を付けたピアノ曲も作っている。

 

etc... 彼のエピソードには、本当に切りがありません。

 

それでは、そんなロッシーニが24歳の時に作曲し、一躍、ヨーロッパ中にその名声をとどろかせた最高傑作、オペラ「セヴィリアの理髪師」より第一幕、フィガロのカヴァティーナ(素朴な小曲という意)「ラ、ラン、ラ、レーラ...町の何でも屋に」(La ran la lera... Largo al factotum)をお楽しみください!