Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史:指揮者
東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。
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2005年2月17日 12:05
モンテヴェルディ "ポッペアの戴冠"
パリ・オペラ座(ガルニエ宮)での公演 指揮:Ivor Bolton 演出:David Alden
バロックオペラがこんなにも魅力的に演奏され得るとは! ピットの中には古楽器オーケストラ、楽器は、バロックフルート、リュート、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・ヴァイオリンetc...
オペラのストーリーは、ローマを舞台にした "ダブル不倫の末にその不倫愛が成就する" というドラマティックなもの。(ちなみにイタリア人の人生におけるモットーとは、mangiare! cantare! amore! (食べて、歌って、恋をして。) その中でも amore! が、かなり重要なテーマのように見えますが。)
舞台は紀元62年のローマ(当時は大ローマ帝国の首都)。 暴君と言われた皇帝ネロが、皇后オクタウィアと離婚し、愛人ポッペアを后に迎えるという「勧悪懲善」な物語。 ネロは、自分の先生である哲学者セネカさえも自殺に追い込み、ポッペアの夫オトのことまで追い払ってしまう。 多少のフィクションはありますが、だいたい史実に基づいているようです。
オペラを見ながら私の頭の中では、"純和風歌劇" の構想がどんどん膨らんでいきました。 オケ・ピットの中には宮内庁雅楽部のような日本の古楽器管弦楽団、楽器は笙、篳篥、横笛、琵琶、琴、太鼓、鉦鼓etc... 物語は、日本が世界に誇る文学作品。
「いつの天皇の御世であったか 女御や更衣が大勢お仕えしている中に 家柄も身分もそれほど高くはなかった 一人の女官(桐壷の更衣(きりつぼのこうい))が 帝の寵愛を一身に受け 玉の男皇子を生んだ ・・・・・」
そう、歌劇 「源氏物語」 です! えっ? 長すぎるですって? 大丈夫、問題ありません。 ゲーテのあの超大作の一部分のみがオペラ 「ファウスト」として楽しまれているのですから。
(メモ:源氏物語、宝塚歌劇団ではすでに上演されているそうです)
3月25日にオペラ "ファウスト" を指揮します! ぜひいらしてください。
Hirofumi Yoshida

