Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史:指揮者
東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。
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2005年2月25日 12:01
グノー "ファウスト"
フランクフルト歌劇場 指揮:Johannes Debus / János Ács 演出:Christof Loy
3月25日に、このオペラを指揮します。 そのために、パリでフランス語を勉強する毎日ですが、ここフランクフルトでファウストを上演していると聞いて、迷わず決断! その日の夜行列車にとび乗ったのでした。 パリを夜の22時に出発した列車は、ストラスブール、カールスルーエなどを経由してフランクフルトに朝の6時に到着しました。 中央駅のプラットフォームに降り立つと・・・ 吐く息は真っ白! 気温はなんと-8℃でした。 (旅の途中、車窓からの景色はとても幻想的。静かに舞い降りる雪に月光が乱反射。背景は、真夜中なのに蛍光色的なホワイト。)
さて、前衛的な演出が多いドイツでのファウストは、やはり舞台を現代に置き換えたものでした。 最初のシーンは、なんと "病院" それも戦傷者病院のようです。 生と死の境界線くぐりぬけてきた傷病兵たちの前で、ファウストは車椅子に乗って語り始めます。"Rien!" (人生は無だ!)と。 トラディショナルな演出が多いイタリアと比較すると、哲学的、思想的な要素が多く、上演の途中で考えこんでしまうシーンが幾度となくありました。
3月25日の上演に向けて、少しずつこのオペラを紹介していきたいと思います!
Hirofumi Yoshida

